実は環境負荷を気にしてるという話

新しいものを生み出すには大抵の場合、副産物が伴う。
かと言って作りたいものは仕方ないので、
なるべく環境負荷を減らしたいと考えています。

一番気を使っているのは水です。
筆を洗うと絵具の混ざった汚い水が出来上がり、
いつも水道に流すのが嫌でした。

その水を作品に使い切ることもやっていたのですが、
何年か前に水スプレーと拭き取りの方法思いつき
ついに筆洗いの水を流さずに済むようになりました。

実はtissuecolor®︎の技法としても思わぬ効果がありました。
ティッシュを貼り、色を載せるときには筆で水をつけていたのですが
スプレーを使うことで、より細かな表現ができるようになりました。

わたし自身はどちらかと言うと合理的なことに居心地の良さがあります。
アーティストらしくないかもしれません。
しかしながら、デザインとして美しいものは、
無駄がないものなのではないか、とも考えています。

やりたいことを好きなようにやるのはとても素敵なことですが、
その先も考えて行動できるようになりたい
そんなふうに考えて日々作品と向き合っています。